Interview 04

座談会

新しいことに果敢に挑戦し、ともに未来を歩み、成長を楽しむ仲間を求めて

座談会

M.F(左)  
ヘルスケア・バイオ製品を扱うヘルステック事業部の事業部長として部門を統括。創業メンバーのひとり

N.T(右) 
2018年入社。ヘルステック事業部の主任として商品企画を担当

座談会

M.F(左)  
ヘルスケア・バイオ製品を扱うヘルステック事業部の事業部長として部門を統括。創業メンバーのひとり

N.T(右) 
2018年入社。ヘルステック事業部の主任として商品企画を担当

  • 4人で始まった三和。大切なのは「一緒に働く人」

    M.F 森脇社長とは前職から付き合いがあって、もう15年以上になるかな。三和は4名で創業したのだけれど、創業メンバーは昔からの仲間。森脇社長が「会社を立ち上げたい」と言ったのがきっかけで。私も父が会社を経営していたこともあり、創業をすることに大きな壁はありませんでした。

    N.T 設立は2016年ですよね。私はその2年後に入社しました。

    M.F そう。森脇社長と最初に出会ったのは、まだ携帯電話がガラケーの時代。当時は携帯電話には押しボタンがあって、その押しボタンをつくる会社に勤めていて、私は設計。森脇社長が営業と企画を担当していた。それから台湾での仕事も経験し、社長も私もセンサや製造装置をつくる技術を身に付け、日本で「自分たちでやろうか」となった。

    N.T 三和は受託製造で成長をしてきましたよね。

    M.F 長く森脇社長と付き合っていく中で、経営戦略に長けていることを知っていたので、
    会社設立の声をかけられたときは、迷いはなかったですね。
    実は当時から自分たちの企画で製品をつくりたくて。ただし、それには莫大なコストがかかる。まずは会社を安定させるために、受託製造で力をつけようとなった。それがEMS事業部のスタートでした。

    N.T  私が所属するヘルステック事業部はヘルスケアやバイオに関わる分野の商品を企画・開発している部署です。EMSとは異なるコンセプトのもとで立ち上がったんですよね。

    M.F  そう。ヘルステックは自分たちで考えて、世の中にない新しいものをつくろうという気持ちで立ち上がった、クリエイティブな部署です。EMSもヘルステックも、みんなの力を借りて大きくしていこうという考えが当初からあった。だから、一緒に仕事をしてくれるメンバーがとても重要でした。きっといい人が集まってくれるんじゃないかと実はワクワクしていたんですよ。

  • 新しい経験ができそうだと思い、入社。リラックスした雰囲気で進んだ面接

    N.T 私は設立の2年後に中途採用で入社しました。新卒で入社した会社は貴金属の商社で、仕事は法人営業。貴金属の買い付けや購買の仕事です。1年半くらい勤務したとき、もうこの会社で学ぶことはないなと(笑)。ちょうどその頃、結婚し、中国の上海で生活をするようになり、数年後、日本に帰国することに。じゃあ、転職活動をしようということになり、求人サイトで三和の募集を知りました。

    M.F うちのどこにひかれて応募したのですか。

    N.T 実は何をしている会社なのか、よくわからなかったんです(笑)。ただ、新しい経験ができそうな予感がしました。前職が、敷かれたレールの上を歩くような感じがしていたので、新しい何かに携われる環境を求めていたのかも。経験が豊富な社員がいるということも求人サイトに書かれていたので、良い刺激になるかもと思いました。面接はとてもリラックスした感じで進んでいきました。面接をしてくれた上司ふたりのやりとりがおもしろくて。面接ではない感じ(笑)。

    M.F いま、どのような仕事をしていますか。

    N.T ヘルステック事業部は介護用品をはじめ、次世代型の商品の開発を行っている部署です。いま子どもの夜尿症のアラームトレーニング商品「ユリンスコープ」のアップデート版「ユリンスコープ プラス」に取り組んでいます。
    スマホの時代を迎えている現在、スマホやタブレットなどで使用できるアプリを取り入れた製品です。介護の現場で働くスタッフにも、お子さんの保護者にとっても手書きで記録を書くのは時間がかかります。スマホとの連携はいまや必須ですね。ヘルステックでは、他社が手がけていない分野を攻めていきたいと思っています。

    M.F うちの仕事をすることで、何か自分自身に変化はありましたか。

    N.T 入社時からFさんに「あれ、やってみたら」と言われたことには、挑戦しています。

    M.F たとえば、Tさんはパッケージや製品のデザインの仕事はしていなかったけれど、もともと素質が備わっていたんだと思う。感性が必要な仕事だと思うのだけれど、表現する力がついたのかな。

    N.T その言葉、ありがたいです(笑)

  • 同じ方向を見て、ビジョンを共有できれば、夢は夢でなくなる

    M.F 働きやすさを考慮した制度としては、Tさんが子育てでフルに出勤できない時期は週に数回の出勤にしていましたよね。うちは社員の多様性を大切にしている会社。それぞれの能力を見込んで社員として迎えています。それに、チャレンジする心はどの部署でも必要だと思いますね。

    N.T 私も何事も挑戦だなと思っています。私が三和に入社したのも、それができるような気がしたから。受け身ではなく、主体的に捉えることのできる人は三和でいろいろな経験ができると思います。

    M.F なにか目標はありますか。

    N.T いま取り組んでいるプロジェクトに共通するスキルとして、ビッグデータを分析する力が欲しいですね。UIをはじめ、その先の構築に向けてシステムを理解する力を身に付けていきたいと思います。

    M.F EMS事業部やヘルステック事業部に次いで、電子部品事業部も立ち上がりましたよね。いままで三和は単一部品をつくっていたのですが、完成品をつくることを目的にしている事業部です。そのキーとなるのは半導体。いわば製品の頭脳の役割を持つ半導体を使い、単一部品に機能を付加することで完成品を製造していくビジョンを描いています。
    最終的には筐体のデザインや企画も必要になるし、どのように販路を広げていくのか、スキームをつくる必要もありますよね。いろいろと新しいことに挑戦していきますよ。

    N.T 私が入社した頃に比べると、社員数も増えましたよね。当時から感じていたのはチームワークの良さ。あの頃抱いた気持ちはいまも変わっていませんね。

    M.F どの仕事にも言えることかもしれませんが、人間はひとりでやれることには限りがある。けれど、同じ方向を見て、ビジョンを共有できれば、夢は夢でなくなる。4名で創業した会社が、いまいろいろなスキルを持った社員が集まり、新しいステージに行こうとしています。私自身とてもうれしいですし、新しい仲間を迎え、三和の成長を楽しみたいと思います。